2001年1月の「発掘」ののち

       
 
  紀州鉱山の真実を明らかにする会は、韓国MBCから協力を依頼されたとき、 取材内容と方法にかかわって、ドキュメンタリー制作のために発掘をするのではないかと疑問を呈するとともに、 遺骨を遺族に返す努力をすることを求めた。
  韓国MBCから、韓国人実業家はそのことに努力してきており、実現できるように協力することが最善であると考える という返事がきた。  わたしたちは取材に協力したが、「発掘」のありかた、遺骨の扱いについて、わたしたちの意見は反映されなかった。
  実際には、遺族をさがす努力がまったくなされないまま遺骨は砕かれてしまった。虐殺を明らかにする科学的鑑定が、 ほとんど不可能になってしまった。 
展示館
展示館内部
遺骨館
 右奥の建物は南丁小学校
校庭の位置に南丁派遣隊本部があった

 

鉄片がささった頭蓋骨
遺骨とともに発掘された鉄製の道具
弾痕と思われる穴がある頭蓋骨
砕かれてしまった
砕かれ、壷に入れられている遺骨(遺骨館内)
骨を砕いたうすと杵
 
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